クラミジア感染症とは
2010-01-25
100万人。これは何と、日本におけるクラミジア感染者の人口と言われている数字です。
感染率がとても高く、若者たちの間で急速に広まって社会問題にもなったため、クラミジア感染症は性感染症の代名詞とも言われています。
「クラミジア・トラコマーティス」という細菌によって引き起こるのですが、自覚症状がほとんどなかったり、他の感染症の感染率が高くなったりなど、色々と厄介な特徴がある病気なのです。
● 感染経路は?
オーラルを含む性行為での感染がほとんどですが、注意しなくてはいけないのはその感染率です。
コンドームをしないで感染者と性行為を行った場合、なんと約50%の高確率で感染してしまうのです。
また、クラミジアに感染していると、HIVなど他の感染症にかかりやすくなるという怖さもあるのです。
普段からの予防が何より大事なことを、改めて自覚させられますよね…。
● どんな症状が出るの?
おりものが増えたり、下腹部痛や出血が見られますが、自覚症状が現れるのはまれです。なんと女性の場合は、80%の人が感染しても症状が現れないのです。
なので、「感染していない」と思いこんだまま性行為をすることで、感染者が急速に広まってしまったのですね。
また、無自覚なので、知らない間に症状が進行してしまう怖さもあります。最悪の場合、不妊や子宮外妊娠、流産や早産の原因にもなってしまうのです。
●潜伏期間は?
感染した場合、約1~3週間で症状が現れますが、先にも書いたとおり、自覚症状が出ることはほとんどありません。
念には念を入れて、体調に少しでも気になる変化を感じたら、念のため検査を受けるのが良いでしょう。
●予防法は?
コンドームをつけることでほぼ防げますが、やはり性への意識を見直すことが一番の予防です。
軽い気持ちで不特定多数と性行為を行うことは、とても危険なことだという意識を改めて持ちましょうね。
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