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淋病とは、クラミジアと並んで代表的な性感染症の1つです。
感染者と性行為をすることによって、「淋菌」という細菌が膣内に入り込み、尿道の炎症を引き起こすのです。
このため、排尿するときに痛みが生じ、少しずつしか尿が出ない様子が、雨粒が木から落ちる様子に似ているため、「淋病」と名付けられたと言われています。 「淋」とは「淋しい」という意味もありますが、決して淋しい病気という意味ではないのですね。

● 感染経路は？
通常は、オーラルセックスを含む性行為によって感染します。菌自体はとても弱く、空気に触れるとすぐに死んでしまうのですが、もし感染したまま妊娠すると、胎内で子供に感染してしまう恐れもあるのです。

● どんな症状が出るの？
排尿時に痛みを感じる他、頭痛や下腹部の痛みを伴う場合があります。最悪の場合は、菌が子宮内に広がって、不妊の原因となってしまうこともあるので注意が必要です。
特徴としては、おりものが黄色っぽく変化し、きつい臭いを発するケースが多く見られますので、「おや？」と思ったら1度診察を受けてみましょう。

●潜伏期間は？
感染後、約2日～7日間で症状が現れ始めます。 ただ、自覚症状が出ないことも多く、気づいたら症状が進行していた…というケースも多いので、やはり日ごろから予防を心がけることが最も大事です。

●予防法は？
基本的なことですが、性行為の際はコンドームをつけることです。
また、クラミジアに次いで感染者が多いので、不特定多数と性行為を行っていると、必然的に感染者と遭遇する確率も高くなります。
やはり、普段からの心構えが何より大事と言えるでしょう。


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