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コロンブスと言えば、アメリカ大陸を発見した偉大な航海士ですが、その彼が「梅毒」と因縁のある人物だということをご存知ですか？ 実は、コロンブス（あるいは船員）がアメリカ大陸から病原菌をヨーロッパに持ちかえったため、そこから梅毒が世界中に広まったという言い伝えが残されているのです。

何だか驚きの歴史ですよね…。


梅毒とは、トレポネーマ菌の感染によって発症する病気です。かつては不治の病と言われていた病気ですが、現代では治療法もたくさんあるので、必要以上に怖がることはありませんよ。
と言っても、予防は絶対に必要ですが。

● 感染経路は？
性行為で感染するケースがほとんどですが、血液や唾液などから感染する場合もあります。また、妊娠中に感染すると、胎内で子供に感染してしまう恐れもあります。

● どんな症状が出るの？
感染すると、性器周辺に小さなしこり（潰瘍）ができたり、リンパ節が腫れたりします。
ただし痛みは無く、放っておいても１～３カ月で消えてしまうので、感染に気づかない人がほとんどです。
そのため、さらに放置してしまうと、全身に菌が広がっていき、湿疹や斑点が体中に現れるようになります。そして最終的には、菌が血管や心臓、神経にまで入り込み、最悪の場合は死に至ってしまうのです。

●潜伏期間は？
約３週間～３ヵ月と、潜伏期間が長いのが特徴です。また自覚症状も出にくいため、感染していることに気づかず性行為を行うことで、さらに感染者が増えてしまう危険性があります。
少しでも疑わしい症状が出たら、すぐに検査を受けましょう。

●予防法は？
コンドームの使用で大部分は防げますが、キスやペッティングでも感染する危険性があります。
治療法があると言っても、梅毒は進行するととても怖い病気です。感染が疑わしい相手との性行為は、絶対に避けてくださいね。


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