HIV感染症(エイズ)とは
2010-02-26
HIV感染症とは、「ヒト免疫不全ウイルス」による感染症です。
性感染症のみならず、あらゆる病気の中で最も有名かもしれません。恐らく皆さんも、「とっても怖い病気」としてご存知ではないでしょうか?
感染すると、病原菌から体を守ってくれる「免疫」が破壊されてゆき、抵抗力が極端に弱くなってしまうのです。
ちなみに、HIV患者とエイズ患者は微妙に異なります。
HIV患者とは、菌を保有してはいるものの、症状が出ておらず、ごく普通に日常生活を送っている人のこと。エイズ患者とは、免疫が破壊されたことにより、様々な症状が現れている人のことを言います。
● 感染経路は?
性行為での感染が主ですが、輸血などでの血液感染や、胎内での母子感染も少なくありません。
ただしウイルス自体はとても弱く、感染率も非常に低いので、握手をしたり、セキをしたり、同じプールで泳いだりなど、日常生活での感染はまず起こりません。
必要以上に感染者を差別しないよう、正しい知識を身に付けて広めてゆくのも、これからの私達に与えられた役割なのかもしれませんね。
● どんな症状が出るの?
HIV感染症は、感染してもほとんど症状が現れません。頭痛や微熱などの症状が出ることもありますが、風邪に似ているために気づかないことがほとんどです。
ただし数年間の潜伏期間の間に、ウイルスは確実に体内に広がり、免疫を破壊してゆきます。
そして抵抗力が弱まった頃に、健康時は何でもない菌やカビが、肺炎や皮膚炎、悪性腫瘍などを引きおこし、最終的には死に至らしめてしまうのです。
● 潜伏期間は?
感染してもすぐに症状が出ることはほとんどなく、5年~10年以上の潜伏期間を経て、エイズの症状が現れ始めます。
この潜伏期間を「HIVポジティブ」といい、菌を保有してはいるものの、エイズの症状は出ておらず、普通に日常生活を送れる状態のことを指します。
このHIVポジティブも含めると、日本ではこれまでに約1万人が感染を確認されています。
● 予防法は?
一番の予防法は、性行為のときにコンドームを使用することです。「自分は大丈夫」などと思いこまないで、必ず心がけてくださいね!
もしも疑わしい症状が出た場合は、保健所などで無料で診察を受けることができます。HIVを完治させるのは現代の医学では困難ですが、もし早期に発見できれば、エイズの発症を抑えることは十分に可能です。
私たちにできることは、HIVの正しい知識を身に付け、少しでも多くの人に伝えることで、患者をこれ以上増やさないことです。
皆さまも、ぜひご協力の程、よろしくお願いいたします。
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